自分株式会社
個人版 B/S P/L
本記事では
を紹介します。
著者の紹介
冨田 和成
株式会社ZUU創業者・代表取締役社長兼CEO。
ソニー銀行イノベーション賞受賞、amazonランキング大賞2017入賞。
おすすめの方
・自らのお金に関する現状を把握し、稼ぐ力を身に着けたい人
本書では
自分自身を1つの会社と捉えます。(自分株式会社)
そして、自らの貸借対照表(B/S)・損益計算書(P/L)を作成します。
このことが、自らの財務状況と収入・支出を視覚的に把握する
一つのきっかけとなり
自らの目標に向かう指針となると解説しています。
結局、僕たちが一歩を踏み出せない大きな理由は
経済的な理由が大きいです。
お金で人生の選択肢が狭まるのを、気持ちよく思う人はいませんね。
その点を、貸借対照表(B/S)・損益計算書(P/L)を用いることで
俯瞰的に眺め
具体的にどこが不安なのかを抽出し
それに向けた対策を練ることが出来ます。
響いた言葉メモ
・自らを 自分株式会社 の代表としてとらえ
自分だけの人生のゴールを設定し
それに対していつでもチャレンジできる環境を整えておく必要がある。
・人的資本への投資
響いた言葉の解説・意見
冒頭も記載した通り、自らを1つの会社と捉えるところが
本書の肝であります。
そして、その自分株式会社の貸借対照表(B/S)・損益計算書(P/L)を
視覚化することで、自らの現状(資産状況・収入・支出)を
正確に受け止めることが第一歩であると感じました。
また、人生の目標を明確に打ち出すのため方法として
マインドマップが推奨されていました。
マインドマップに、現在自分が成し遂げたいことや
不安に思っていることなどを思いつくだけ
書き出していき、その深堀を繰り返していきます。
気軽にやってみると思った以上に膨れ上がってきます。
一通り書き出した中で、目標としたいものを抽出し
それに対するPDCAのサイクルを考えていきます。
PDCAサイクルを回していく中で
マインドマップの見直しもしながらやっていくと
確実に目標にリーチできるのだと学びました。
つまり、目標の達成には
マインドマップで目標を洗い出し
(B/S)(P/L)で現状・改善点を把握し
それらを踏まえたPDCAサイクルを回していくことが、必要と学びました。
もう一つの学びとして、人的資本への投資という言葉があります。
本書では、B/Sを構成する一つの要素として
人的資本を考えていく必要があると説いていました。
人的資本のうち、投資するとリターンが大きいものを3つ挙げており
金融知識・コミュニケーション力・PDCA力 と定義しておりました。
上記のような力を高めることをベースに
仕事に直結するスキルや、人脈、信用構築に
早期から投資することで
人的なレバレッジ効果、複利効果を期待できると記されてあります。
僕のような、まだ若いサラリーマンの場合は
人的資本にも積極的に投資しつつ
金融資産にも投資を行い
ダブルで複利効果を狙えれば
一番良いB/S構築につながると感じました。
いずれにせよ、運用期間が長い方が良いので
早めの取り組みが求められると学びました。
行動変容
・マインドマップ、(B/S)(P/L)、PDCAサイクルの作成
本書を閉じた後にすぐに作成してみました。
マインドマップは「Mindmeister」https://www.mindmeister.com/ja
の無料版でサクッと作ってみました。
意外にも、書き出すと止まらなくなりました。
他人と相談しながらやってみるのも
新たな知見を取り入れる意味で良いと思います。
自らの目標を、マインドマップを用いて
ある程度明らかにした後は
エクセルでB/SとP/Lを作成しました。
その中で、僕は不動産投資を行っているので
負債がそれなりにあり
純資産が少ないことを視覚的に把握できました。
それを踏まえ、P/Lを参考に
収入と支出の見直しを図り
キャッシュの保有率を高めていく必要があると判断しました。
しかし、ただ貯蓄をしていくのではなく
本書からの学びである
金融資産と人的資本への投資もバランスよく行っていきたいと思いました。
最後に、定めた目標に近づくため
PDCAサイクルに落とし込むようにしています。
これらの行動変容を通して
目標に対し
近づいているか、離れているかの評価がしやすくなったと感じています。
まとめ
自らの現状を、個人 B/S ・P/Lで俯瞰するという概念は
少し面倒ですが、やってみると効果抜群な考え方です。
・自らのお金に関する現状を把握し、稼ぐ力を身に着けたい人
は是非とも、一度試していただき
そこから自らの挑戦したい目標に向かって
B/S・P/Lの最適化をおこなっていきましょう。
そのための方法が、本書に詰まっています。
最後まで、読んでいただきありがとうございました!!